須磨の海岸線に張り出している旗振山、鉢伏山への須磨からの登山ルートです。六甲山縦走ルートのほぼ西の端、須磨アルプスに通じるルートになります。西の端の塩屋側から登る人は多いのですが、途中の潮見台から登る人はそんなに多くはないようです。
標高は旗振山252m、鉢伏山246mとそんなに高くありません。ですから、海岸沿いコースと併せて、ランニングのトレーニングコースとすることができます。須磨浦山上遊園までは難所もなく、比較的軽装でも大丈夫です。もちろん、ランニングの服装で大丈夫です。
須磨方面からは3つの登山口があります。その中でも、源義経の逆落とし(本当の場所は定かではない)で有名な一の谷、須磨浦公園駅方面は駆け上がるには幾分傾斜がきついです。ここでは尾根伝いのルートを紹介します。
潮見台方面 登山口
JR須磨北側を出て、東側から向かうルートです。近道はあるのですが、一番わかりやあ推ルートを紹介しています。土地勘のある人は近道を探してみて下さい。このページを見ておけば、初めての人でも迷うことはないでしょう。

JR須磨駅を北へ進み国道2号線に出ます。そこを右に曲がり東へ進みます。山陽電車須磨駅からでしたら、改札を出て左に進むことになります。
下の写真、奥が地点①千守の交差点、手前が地点②となります。どちらで曲がってもらっても大丈夫です。

地点②の目印は村上帝社です。

地点①の千守の交差点を曲がった場合、地点③を左折します。曲がらずに交番の横の道を行くと、その先には須磨寺があります。

地点③を曲がると見にコープが見えます。そのまままっすぐ。

地点②(村上帝社)を曲がった場合はここに出ます。ここで、地点①を曲がったルートと合流。

三差路にぶち当たりますので、右に曲がりましょう。登山口はもうすぐです。

道の右手に階段が見えます。入り口には「須磨浦道」という石碑もあります。後はひたすら上るだけ。鉢伏山山頂までは2540mですね。
途中まではこのように、道がきれいに整備されています。よく見るときれいに掃除もされています。

展望台もあります。尾根の道なので、展望台がなくても色々なところで景色は見えるのですが。神戸空港まで見渡せます。
緩やかな道を選びたい場合には、親切に標識に書いてくれています。なぜ緩やかか。無駄に高いところに行かないからですよね。ここでは緩やかでない道を選びました。

しばらく行くと「署名所」に出ました。ここまでの道は箒ではかれているのが分かります。

「署名所」から進むとまた、緩やかな道と急な道に分かれます。鉄拐山山頂を目指すなら、急な道を選びましょう。

地点⑬で高倉台へ抜ける三差路に出ます。鉄拐山、旗振山方面を目指します。

ここでは鉄拐山山頂を目指しました。

鉄拐山山頂から旗振山山頂へ

地点⑭を抜けてしばらく行くと山頂に到着します。ここは少し開けていて、やはり気持ちいいです。写真に写っている階段を下りていくと須磨アルプス・高倉台方面です。旗振山・鉢伏山方面はまっすぐになります。
途中分岐がありますが、そのまままっすぐ。左にそれると、一の谷の逆落としルートです。

ついに旗振山山頂に到着!
ここは国境の山で、摂津の国と播磨の国の国境となります。今は同じ神戸市でも須磨区と垂水区は別の国だったんですね。
まとめ
今回はJR須磨駅を起点に須磨潮見台方面からの登山口、登山ルートを紹介しました。道は整備されていて、歩きやすいと思います。気軽にハイキングや登山を楽しまれてはいかがでしょうか。須磨の海岸線と組み合わせると、トレイルランやアップダウンの練習コースとして最適と思います。

この地図を見ながら、イメージを膨らませて下さい。ランニングしながら歴史的な場所を巡ったり、トレイルランを楽しんだり、日によって気分を変えることができます。練習だけでなく、いろいろな楽しみ方ができると思います。
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