六甲山縦走ルートの西の端の登山道に、須磨の海岸線より登るルートです。が、尾根伝いのルートと違い、勾配が急です。ここは源平合戦が行われた古戦場です。源義経の逆落としの場所は諸説ありますが、ここ須磨も有力候補地の1つです。
そこで、標高252mの旗振山から下ることを想定してコースを紹介します。
登山の方、ハイキングの方はもちろん普通に登られても大丈夫。ただ、トレイルランを考えている人にはきついかも。それがトレーニング、という方には良いかもしれません。
一の谷ルート
ルートとしては山陽電車須磨浦公園駅と山陽電車須磨駅(JR須磨駅)との間に位置する一の谷町に降りるルートと、須磨浦公園に降りるルートがあります。
まずは下の地図の東側、一の谷町へ降りるルートから紹介します。

まずは旗振山山頂から出発します。ここまでのルートは次のページも参考にして下さい。
須磨アルプスの入り口 旗振山 鉢伏山 須磨浦山上遊園 への登山ルート その1 (m10blog.com)
須磨アルプスの入り口 旗振山 鉢伏山 鉄拐山 須磨浦山上遊園 への登山ルート その2 (m10blog.com)
鉄拐山、六甲山縦走方面に向かうと、分かれ道が出てきます。「旧妙見堂を経て一の谷町」の方を目指します。人通りの少ない方です。


途中、分かれ道はあるのですが、一の谷町を目指してひたすら下ります。


義経の逆落としを連想させるような急なくだりが続きます。道は案外整備されていますので、階段を駆け上がることも可能ですよ。


下の写真は下から登山口を見る形です。山の最後は廃墟めいた何となく暗いイメージになるのですが、そこを抜けると、いきなり普通の住宅地になります。
地点㉑で分かれ道に出ますので、進路を右にとります。


後は道なりに進み、山陽電車の線路をくぐれば国道2号線にでます。
地点㉒ 地点㉓
そのすぐ東側には須磨浦公園のモニュメントもあります。


須磨浦公園ルート
続いて、須磨浦公園、山陽電車須磨浦公園駅を目指すルートです。



地点⑰から鉢伏山を目指します。旗振茶屋向かいの階段を下りていきます。
しばらく行くと三差路に出くわします。真ん中の鉢伏山山頂を目指します。もちろん、左の下山道を選んで貰っても大丈夫です。
あっという間に鉢伏山山頂です。目印は回転展望台です。
今はロープウエイもケーブルカーも運休中です。
下へ下へと進むと展望台が出てきます。そのまままっすぐ降りても、境川櫃堤方面へ行っても気分で選んでください。今回は境川櫃堤方面へ行きました。
大して分かれ道もないのですが、きちんと案内は出ています。


地点㉚、出口です。


地点㉘の展望台からまっすぐ降りると、この地点㉛に出てきます。


そのすぐ下に山陽電車須磨浦公園駅とケーブルカーの駅が見えます。


まとめ
源平古戦場ということで、義経の逆落とし気分で下山ルートを紹介しました。ランニングではなく、登山の場合は一番道が整備されているルートだと思います。実際、近隣の幼稚園の遠足ルートになっていて、ばてばての付き添いのお母さん方をしり目に、かわいい子供たちは元気に駆け上っていきます。
家族連れで楽しまれてもいいと思います。今回は下りで紹介しましたが、駆け降りる際には十分気を付けて下さい。いくら道が整備されているとはいえ、山道ですから足を取られると危険です。


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